概要：障がい者や健常者のコミュニケーション支援を目的として画像処理を用いた視線検出システムの開発を行っています。

背景：視線の計測は，目の動きの計測という生理学的な観点の他に，画像中の注視領域の検出による興味や注意領域の把握や評価，視線に基づくパソコン操作への応用など，障がい者健常者の支援の観点から有用です。障がいがある場合でも残存の可能性が高い視線の動きを活用したインタフェースはコミュニケーション支援に役立ち，市販品も存在します。しかし，視線インタフェースは一般に高価で，日常生活に浸透した状況とはなっていません。本研究では，小型カメラから得られる目の画像に画像処理の手法を用いて視線を検出するシステムの開発を行っています。