概要:直感的な操作が可能なデータグローブを用いて声道形状を生成し母音を合成する方法の研究を行っています。
背景:データグローブはVR(Virtual Reality,仮想現実)用のツールとして利用されますが,その直感的な操作性は,種々のインタフェースに応用できます。本研究では,指の曲げ伸ばしの情報を利用して声道形状をコントロールする研究を行なっています。直接的な数値入力の代わりに手の開き具合で声道形状を設定できる子供向けの音響教材用設定ツールとして,将来の発話代行ツールとしての発展が期待されます。右手の3本の指で5母音およびその連続音の合成が可能な母音合成システムを開発しています。