水産物の自動抽出と計測支援システム

　海に囲まれた日本は、魚や貝類、海藻類などの豊富な水産資源に恵まれていますが、それらの水産資源を永続的に利用するためには資源量の把握や管理が必要です。近年では、水中カメラを利用した水産資源調査が盛んに行われています。しかし得られた画像からの解析は、専門家が目視にて実施するなど多くを人手に頼っているのが現状でした。そのため多種多様な水産物を対象とし、画像処理技術を利用して水産資源量調査の効率化・高精度化を目指しています。

　現在、異なる海底環境・漁業形態においても使用できる水産物の自動抽出と漁場の広域可視化システム、魚類・貝類・海藻類など幅広く利用可能な半自動型画像計測システム等を開発しています。また水産業のみならず、シイタケやトマト等、農業に関わる研究開発も進めています。