一つのスクリーンに複数の映像情報を重ねて投影して、それを特殊なメガネで覗くと、そのうちの一つの映像を見ることができます。応用として右目と左目で異なる映像を見せることで立体視ができます。

 これは昔から3Dテレビで使われてきたアクティブシャッター技術ですが、私たちは、新たな映像圧縮技術と液晶シャッターコントロール技術を開発し、高画質化(ほかの映像が混ざるクロストーク現象が極めて少ない)、および、最大8映像程度(従来は2映像)を多重化することに成功しました。本技術はグラフィクス・ディスプレイ分野で世界的に有名な国際会議であるSIGGRAPH2020 Emerging technologiesで発表予定です。