組織を見直し、コミュニケーションを刷新する、実践的な心理学

企業も学校も、人が集まってできている集団です。一人一人を見ていてはわからない集団の動きを解明し、よりよい方向へと人間関係を変えるヒントを探す、「グループ・ダイナミックス」(集団心理学/社会心理学)の研究が専門です。
切り口は、人と集団を動かす「ことば」と「コミュニケーション」です。
 

①「いじめ」の心理学

一人一人がどんなに「良い子」でも、集団が病んでしまえば「いじめ」は必ず発生します。そのメカニズム、食い止めるための言葉の使い方は、学校以外の集団にも共通するものです。
「いじめ」に関する各地の「審議会」「調査委員会」でも活動しています。

② ネット時代のコミュニケーション教育

「ネットいじめ」をはじめ、Webの普及に伴って、多くのトラブルが子どもたちだけでなく大人を翻弄しています。トラブルを生み出す心理学的背景を分析するとともに、新たな切り口からの予防教育を大学院で開発しています。

③ 言説分析の開発と応用

ことばを分析する心理学的テクニック「言説分析」について、最前線の理論で分析手法を開発。教科書やパンフレットに使われる「ことば」を分析して、その課題やよりよい改善案を提案、学会でも高く評価されています。

④ アクションリサーチの多様な展開

研究のための研究ではなく、学校、防災、ボランティアなど、さまざまな現場が抱える問題を研究し、実践的な解決の方法を探る「アクションリサーチ」を一貫して探求しています。
教育、看護、防災など、ご縁のできた幅広い領域で、最前線の理論を応用した研修プログラムの開発と実践、新しいスタイルの研修活動などを実践しています。