文化を活用したまちづくり各地で行われてるように、文化は個人の趣味や興味に関わるなく社会や経済のあり方に大きく関わるものです。このような文化と社会の関係について文化社会学の視点から研究することが私のテーマです。福岡県大牟田市・熊本県荒尾市にある三池炭鉱(遺構の幾つかはユネスコ世界文化遺産に登録)フィールドとしています。

 また、同地域において授業「社会調査実習」で学生と一緒に生活史聞き取りや地域課題の調査行うとともに、社会貢献活動の一環として自由で創造的発想により文化資源や地域資源の価値を高め、社会的効果を創出すことを目指して、様々な団体と協力しながら活動を行っています
 

 これまでの実践例             

ユネスコ世界文化遺産・万田坑(熊本県荒尾市)でのイベント 夜の炭鉱
静まり返ったミステリアスな夜の万田坑をステージにした協力型謎解きゲーム 
荒尾市役所・福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所との協働


 

荒尾干潟(同上)での環境保全イベント
CLEAN UP RALLY
スタンプラリーでラムサール条約・干潟について学びながら清掃活動
トヨタ熊本、熊本新聞社との協働
 

荒尾干潟(同上)での環境啓発イベント「宝汐館
オリジナルTシャツを作ってひらりとはためくTシャツの群れを眺め、楽しむ 
荒尾市役所、荒尾干潟保全・賢明利活用協議会との協働
 

 主要な業績                  

・松浦雄介「文化を資源化する社会」『西日本社会学会年報 』17号, pp.21-32, 2019年
・松浦雄介「地域をつくる物語とその時間」山口大学時間学研究所(監修)、時間学の構築編集委員会(編)『時間学の構築Ⅱ 物語と時間』恒星社厚生閣,  2017年
・松浦雄介「記憶メディアとしての災害遺構―3.11の記憶術」ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(編)『〈ポスト3.11〉メディア言説再考』法政大学出版局, 2019年
・西村大志・松浦雄介(編著)『映画は社会学する』法律文化社, 2016年
・熊本大学文学部(編)、松浦雄介(責任編集)『大学的熊本ガイド―こだわりの歩き方』昭和堂、2017年