【技術紹介】

●音声生成過程に基づく音声合成とその応用システムの開発

 人間の発話過程を模擬した音声合成は、システムの制御にかかわるパラメータ値の設定次第で種々の音声が生成できる利点があり、融通性の高い次世代インタフェースとして期待されている。
 例えば、口の動くスピードで話速制御、声道の大きさの調整で男声、女声の生成など、バラエティーに富む合成が可能となる。

 本研究では、声道音響管マッピングインタフェース、Web経由で利用できる母音合成システム、データグローブの直感的操作を活用した母音合成システムなど、基礎研究やコミュニケーション支援のための応用研究を行っている。

 

●視線インタフェースとその応用システムの開発

 視線インタフェースは有用なコミュニケーションツールとしての可能性を有している。本研究では、可視光カメラを用いた視線インタフェースを独自開発し、視線検出技術を応用した、コンピュータマウスの操作、ラジオコントロールカーなどの運動物体の制御、視線操作による音声合成などの研究を行っている。


Figure 1: Data-glove-driven vocal tract configuration tool

 


Figure 2: Eye-gaze interface and its application system