【背景・目的】

 ヒトにおける病態を反映した新規の感染症動物モデルを構築し、ウイルス感染時の病態決定に関連する免疫誘導動態を解明する。

 

【研究概要】

 感染症の動物モデルを用いることで、病期の設定や各種組織の解析が可能であり、ヒトでの解析が困難な事象の解明に有益である。HIV関連神経認知障害 (HAND) やSARS-CoV-2感染マウスモデルといった新規の有効な感染症動物モデルを構築し、組織特異的に誘導される免疫反応を詳細に解析し、病態決定に関連する免疫誘導動態の解明に取り組む。

 これまでにさまざまな感染症動物モデルを扱った経験と、 ABSL-3レベルでの動物感染実験の経験を有する。

 これらの動物モデルの各種組織からの細胞分離法と、得られた細胞を用いた、多様な動物での細胞性免疫の解析技術を有する。


 

特色(1) 各種組織からの細胞分離法


 

特色(2) 抗原特異的T細胞反応解析